真赤―まそほ―

雪見酒


 ──────夜もたけなわ。
 新年を迎えるとして、今年最後の夜に恒例の宴会が開かれていた。最初はそれぞれの席に着き、挨拶を交わし料理に舌鼓を打ち談笑を繰り広げていたが、そのうち、酒を注ぎ注がれ酔いが回り始め、今ではすっかり皆出来上がっていた。こうなるともう、各々の席など気にもせず、勝手に場所をとって笑いが沸き起こっている。酒に弱い者やこういう場が苦手な者は早々に引き上げていた。どうせまた明日も新しい年明けだと言って宴会が行われるのだ。
 「曹仁殿」
 「ん?」
 曹仁は従兄弟たちや己の部下たちといくらか話をして酒を飲み交わした後、近くにいた李典と酒を飲んでいた。と言っても、李典は酒をほとんど飲まない。付き合い程度で軽く嗜むほどで、周りのように出来上がってしまうほど飲むことは、曹仁の知っている限り一度としてなかった。
 「そろそろ引き上げた方がよいのではございませんか。丞相もお休みになられたようですし」
 李典の卓の前には酒の入った壷が置いてある。曹仁の卓の前に置いておけば、他の武将や文官たちがやってきては酒を注ぎ、果てには自分で勝手に注ぎだすので、李典がそれを手元において曹仁の酒量を押さえているのだ。飲み始めた頃に、『飲みすぎないようお気をつけなされ』と釘を刺されており、最初こそ相変わらず口煩い奴だなと思いはしたものの、別に酒を取り上げるわけではなかったし、それ以上強く咎められることもなく、この雰囲気のせいか、李典もいつもより笑顔が多かった。
 「そうだな」
 従兄の曹操は丞相と言う立場ゆえに、他の者よりも多くの杯を受け取っている。曹操は酒に強いものの、さすがに限度がある。さきほど、後を夏侯惇に任せて許チョに支えられて部屋へ引き上げていったようだった。夏侯惇は既に出来上がっている夏侯淵の面倒を見ながら(あしらいながら)まだ飲んでいる。
 「曹洪はどうした」
 従弟の姿が見当たらないことに気がついて李典に尋ねた。ついでに従弟とよくいる徐晃の姿もない。
 「曹洪殿もかなり酔っておりましたから引き上げられましたよ」
 おそらく一緒だろう。従弟はあまり徐晃を良くは思っていないようだが、徐晃の方が曹洪の側にいく。
 宴会自体も、大分落ち着いてきており、配膳や酌をしてまわる娘たちも表に出てきていない。そろそろ引き上げ時かと曹仁も思った。
 「李典、お前はどうする」
 「拙者も引き上げます。今日はいつもより飲みすぎたゆえ」
 曹仁から見れば、飲みすぎた、と言うには程遠い酒量だと思う。だが、酒に弱い方ではないだろうが、強くもないだろうから、自分よりも少ない量でも酔いが回るのだろう。
 「曹仁殿はまだ少し物足りませんか。ですが、屋敷で飲むならいざ知らず、ここで飲みすぎて酔い潰れては見っとも無いですぞ」
 杯を眺めていた曹仁に李典が苦笑する。
 「酔い潰れなどせんわ。だが、まぁ、引き上げるには丁度よい頃合いかもな」
 言いながら曹仁は腰を上げる。李典もそれに続いた。
 帰り際、夏侯惇と夏侯淵に声をかけていく。また明日に、と夏侯淵は上機嫌に手を振り、夏侯惇も軽く手を上げた。



 渡り廊下を歩いて外へ出る。屋敷に帰ると言っても、本家とは別にここのすぐ近くに持っている別宅の方だ。明日も出て来るのだから、本家へ帰るより別宅へ戻った方が楽である。李典は己の屋敷に帰るらしい。少し後ろを歩いている。この敷地内を出るまでは行く方向は同じだ。吐く息が白い。
 今年ももうすぐ終わる。相変わらず戦いの日々だった。だが、その最後の日は、鎧を着ずに終われるようだ。かしこまった朝服は似合わないと従兄弟たちから言われ続けていたので、今日は少し砕けた服装でやってきていた。それに返し、李典はかしこまった服も様になる、と言うか着なれている印象を受ける。元々文官だったせいもあるのだろう。そんな姿を見ているのは不思議な感じがした。門が近づく。出口だ。
 「おい、李典」
 「はい」
 「今日はもう飲めんか」
 「え?」
 「わしの屋敷で飲み直さんか」
 不意の誘いに李典は大柄な曹仁を見上げる。それから、困ったように笑った。
 「やはり飲み足りませんでしたか、曹仁殿」
 「誰かに酒を取られていたからな」
 他から貰えば済むことだが、曹仁は李典と飲み始めてからは李典から酒を注いでもらっていた。
 「飲みすぎは体に良くありませんからな。ですが、もう少しだけならばお付き合いしましょう」
 「回りくどく言わんで、素直に飲むと言え」
 「曹仁殿にはつい、言ってしまうのです。性分と言うより癖ですな、これは」
 喉の奥で笑う李典に曹仁は少しだけ不満そうな顔をするが、鼻を一つ鳴らして、再び歩き出した。そして揃って同じ方向へ足を向ける。肌寒い空気が酔いで火照った体に心地よかった。




 屋敷につくと曹仁は下男に言って酒の用意をさせた。昔から仕えている初老の下男は心得たように、腹に重くない、軽いつまみも一通り揃えてやってくる。窓の大きな部屋に火鉢もいくつか用意して、酒の席が整った。窓から眺める外の景色は雲の合間からのぞく月明かりで、うっすらと積もった雪が発光しているかのように見える。
 「今日は風がさほどなくてよかったですね」
 外を眺めながら李典が言う。風が強ければこの窓は閉め切っていないと寒くてかなわない。
 「そうだな。だからこうやって、雪見酒なんぞできる。李典、突っ立っていないでお前も座れ」
 敷物を敷いた一段高い床に胡坐をかいて座った曹仁が先に酒を飲み始めた。それに李典はまた笑う。
 曹仁は外がよく見える位置に陣取っていた。李典はその斜め横に腰を下ろす。その前に置かれた杯に、曹仁が酒を注いだ。
 「有難うございます」
 一言、礼を述べてから飲む。
 「あ、これはうまい」
 「だろう。わしの気に入りの酒だ」
 「秘蔵の物ですか? 良いのですか、拙者が飲んで」
 「まぁ、今日くらいはな」
 言いながら、もっと注いでやる、と言わんばかりに酒の入った壷を李典の方へ傾ける。李典は一気に一杯目を飲み干すと、有難く二杯目を貰った。
 「ああいう宴会だけでなく、こう、うまい酒だと、つい度を超してしまいそうになりますな」
 既に自身の酒量の限界近くらしい李典は、もったいないが自重せねば、と笑う。
 「お前」
 「はい?」
 同じように二杯目を自分で注いだ曹仁が、二杯目をゆっくりと味わって飲む李典を眺めてから、ふと口を開いた。
 「──────いや、何でもない」
 「何ですか、途中で言うのをやめるとは、曹仁殿らしくもない」
 「どういう意味だ」
 「思ったことははっきりと言いなさる方だと、そういう意味ですよ」
 あっけらかんとして言うので、厭味も何もない。曹仁は少しばかり不満げに口を引き結ぶ。
 曹仁は酒を飲みながら、ちらりと視線だけを李典に向けた。李典は用意されたつまみを口に運んでいる。至極楽しそうだった。言いかけた言葉を反芻する。
 今日は随分と、笑うものだ。
 酒のせいか、今日の李典は笑顔でいることが多い。特に笑わない性格と言うわけではないが、生真面目ゆえに、表情が硬いことが多いと思う。それが今日は、始終にこにこと笑っていた。曹仁に注意するときでさえ、表情だけでなく声も柔らかかった。曹仁は最初こそ、それに訝しい思いを感じたが、笑顔でいるのは悪い気はしない。むしろしばらく眺めていたいと思うし、こちらまで和やかな気分になっていた。先ほどの会話も、どこかこそばゆい戯れのようだ。
 「来年の雪は多いでしょうかね。雨も大変ですが、雪もなかなか辛い」
 「こうして見る分にはいいものだがな。兄上は年明けに一句、何か詠むんじゃないか」
 「曹仁殿は何か詠まれたりはしないのですか。たまには」
 「わしがそういうことをする男に見えるか。そういうのは兄上に任せる。同じ『よむ』なら兵法書を読んでいた方がいい」
 「そういえば最近は兵法の書だけでなく民間の雑書も読まれているそうではないですか」
 「おお、わしの部下が持っていたのだがな、なかなかどうして、面白いのを書くのがおるぞ。今度、城下に行ってみるか」
 「曹仁殿になると、身分は隠していかねばなりませんな。大将軍が堂々と街中を闊歩と言うのは、色々問題があります」
 「簡素な服を着ていけば行けるだろう」
 「詰め所の兵たちに見つかれば、すぐに仰々しい態度を取られますぞ、きっと。いっそ変装でもなされますか」
 「それこそ大袈裟過ぎやせんか。こっちが気にしなければ案外いけるものだぞ」
 酒を飲み、つまみを食べながらとりとめのない話をする。曹仁が話題を振れば、李典は丁寧に応える。曹仁が短気を起こさなければ、意外と話は穏やかに弾むのだ。次第に、自重せねば、と言っていた李典はいつの間にやら酒を飲む速さが地味に上がっている。曹仁も知らず杯を重ねている。語りあえばあうほど、酒がすすんでいた。
 用意していた酒が大分少なくなった頃。
 「………………」
 「李典? 大丈夫か」
 ぼんやりとしている李典に曹仁が問いかける。
 「え? あ、はい、大丈夫ですよ」
 李典はすぐににこりと笑って返事をしたが、やはりどこかぼんやりとしている。
 「ちと酔っ払ったか? かなり飲んだしな」
 一緒に飲んでいる曹仁は顔が赤いものの、口調も表情も思考も、まだしっかりとしていた。
 「そうかもしれませんな。曹仁殿につられて飲みすぎたやも」
 穏やかに笑いながら李典は答える。
 「ですが、美味い酒ですな。こんなに飲んだのは久しぶりです。貴方と一緒なのに」
 「お前なぁ」
 曹仁はそのからかうような言葉に、李典の頭を引っかきまわすように撫ぜた。それに、やめてくだされ、と言いながらも李典はやはり笑う。それから笑い疲れたようにため息を声に出して曹仁にもたれかかった。普段なら、上の者に対して無礼な態度だが、曹仁は気にする様子もない。李典自身、素面ならやりもしない行動だ。二人とも心地よく酔いに身を任せていた。
 「……ああ、こちらの角度だと、実に良い眺めですな」
 曹仁と同じ視点になった李典は、窓から見える外の景色に目を細める。
 「特等席だからな。今年の見納めには良いものだろう」
 「はい」
 肩に李典の重みを覚えながら曹仁は少し得意げに言って、李典も満足そうに頷いた。それからしばらくお互い口を開かず、景色を静かに眺める。時折曹仁は杯を傾けていた。
 「…………李典?」
 規則正しい呼吸と、それにあわせて緩やかに動く体の動きを側で感じて、曹仁は声をかける。眠った者のような雰囲気だったからだ。
 「はい」
 だが、李典は目を伏せたまま、返事をする。眠ってはいないようだ。曹仁は笑みを口元に含めてまた酒を飲む。ふと、視界に、李典の膝の上に投げ出されたような手を見てとった。
 「………………」
 己の胡坐をかいた膝と隣り合うように李典の腿がある。その上に力なく投げ出された手があった。曹仁も左手を己の膝の上に置いていたので、自然と見比べる視線になった。一回り、と言うほどではないが、曹仁のものより小ぶりに見える手だ。曹仁の手は、その大柄な体に見合うような分厚く骨太な手で、長年、戦場に立っていたせいで、武器に馴染む歪さを持っていた。返して李典のものは、幾らか細身だった。もちろん十分武骨なのだが、曹仁と比べるとどうしても細く見える。元々文官だった男だ。無理もない。だが、そんな手でもこの男なりの戦の経験が見える。武器を持つために皮膚が硬くなって固まった場所や、幾つもの傷跡があった。
 「………………」
 伏し目がちの視線で曹仁は黙って眺めていた。李典の手は手の平を上に向けている。己の物は、膝の上で軽く握り込まれていた。
 「………………」
 拳を解いた。緩く伸ばされた指は膝を覆う。少し李典の手との距離が縮んだ。李典は相変わらず目を伏せたまま、曹仁の肩に頭を預けていた。
 曹仁は、小さく息を飲んだ。何をやろうとしているのだろう、と自問自答する。答えは簡単だ。触れて、重ね合わせてみたくなったのだ。その答えに自分で唸りをあげたくなる。いい歳をした男が何をと自嘲する。だが、手を引こうとしなかった。ゆっくりと、だがさり気無さを装って指を動かす。ほんの少し、それこそ一点だけと言うほどの僅かさだけ、触れる。
 「………………」
 李典の肩が、小さく強張った気配がした。気のせいかもしれない。李典は目も開けず、何も言わなかった。その反応に曹仁は仄かに安堵するが、それは緊張も生んでいた。そこから指が動かない。酷く重い気がして動かせなかった。視線は手元ではなくあらぬ方に向けており、右手には杯を持っている。
 まるで初心の若造のようだと苦く思う。手を握るなぞ、そこいらの幼子もする。気軽なものだろう。それが、大の大人が。それ以上のことをしていると言うのに。いや、故に気恥ずかしいのだ。緊張するのだ。手を握るという行為がたまらなく純粋であり、大人であるが故に、いざやろうと意識するととてつもなく困難に思えた。
 しばらくそのまま動かなかった。逡巡し、動かそうとしてまた躊躇う。行動あぐねる己が情けなく思えて、叫びたくなる。だが、馬鹿らしい、と思いながらも、手はやはりその場を動かなかった。
 「っ」
 息を飲んだ。李典の人差し指が、曹仁の小指に軽くかかったのだ。絡ませるほどではなく、引っかかる程度。だが、明らかに意思を持った動きである。息苦しさを覚えながら、視線をそっと李典に向ける。李典は先ほどと様子は変わっていなかった。ただ、指先だけが何かを伝えようと動いた。
 「………………」
 これは、どうとっていいのか。
 素直に率直に考えれば、好意的な解釈をしてもいいのだろう。だが、本当にいいのだろうかという思いも浮かぶ。悩むことではないだろうに、疑ってしまう。普段の気の大きさはどこへ行った。視線を逸らしながら、自分自身を曹仁は罵りたくなった。そしてそのまま何もできずにいそうになる、してしまいそうになる気持ちに内心、歯噛みをする。
 ええい、くそ。
 半ば自棄になったように、だが、行動はあえて抑えて、その辺りは自分の見栄を覚えるが気にしてはいられない。曹仁は指を伸ばして、李典の手に、覆うように手の平を重ね合わせた。
 「………………」
 動揺を誤魔化すように少しだけ強く握りこむ。ひくりと李典の手が確かに強張った。それから一間置いて、李典の指が曹仁の手に添えられるように握り返してきた。その反応に一気に恥ずかしさが込み上げる。自分でやった行為だと言うのに、頭をどこかに打ち付けたいほどの羞恥が全身を包んで、声を上げたくなる衝動が湧き上がるが、無理矢理押さえ込むように口を引き結ぶ。
 握った手は柔らかくはないが、とても、あたたかだった。
 「………………」
 李典を見る。やはり目を伏せたまま、穏やかに微笑んでいた。
 「……李典」
 「はい」
 その笑みを見て、曹仁は全身の力を抜く。強く握った手も、柔らかな重なりに変わる。いつの間にか空になっていた杯を卓の上に置いた。肩にかかる李典の重みが酷く心地いい。
 「お前、今日は泊まっていけ」
 外を眺めて、何気ないように言う。
 「………………」
 李典が少し握った指先に力を込めるのが分かり、曹仁は続ける。
 「何もしやせん。……今日はそういう気分じゃないからな」
 「珍しいこともあるのですな」
 指先から力が抜けた。苦笑する声が耳に届く。
 「人をいつも盛っている風に言うな。……しばらくこのままでいさせろ」
 「……はい」
 曹仁の言葉に李典は、満たされたような声で静かに返事をした。
 穏やかな闇に包まれる雪景色に目を和ませる。ぱちりと火鉢の中の炭が爆ぜた。時が移り行く気配をどこかで感じながら夜は更けていく。








某方の宴会魏軍を見ていて更に妄想想像が広がりました。
取り合えずいい歳したおっさんたちが青春やっています。幾つだ二人とも。良いぞもっとやr(削除
既に自分の妄想想像甚だしいことこの上なく原作を無視している気がしないでもない(今更
あと、年末年始に武将さんが揃っていると言う時点でありえないのですが、それはどうか大目にみてください。だって皆でわいわいやっているの、見たいじゃないk(削除
手を握るだけで悪戦苦闘する二人に(特に曹仁さん)にときめき隊。
因みに途中までは以下のような話も入っていましたが長くなりすぎるので一気にカットしました。もったいない気もするので一緒に書いておく。





 「そういえば、先ほどのお前の張遼に対する態度の変わり様はなかなか見物だったな」
 「……あれは、……任に就いているときは諍いは起こしてませんぞ」
 「別に咎めておるわけじゃない。お前もああいう風に人を嫌うことも、それを表に出すこともあるのだなと思っただけだ」
 少し面白げに曹仁は宴会の席でのことを思い出す。曹仁と李典が酒を飲みながら話をしていると、不意に李典の表情があからさまに変わった。嫌悪に近いものだった。それに、何かまずいことでも言ったかと曹仁は思ったが、すぐに後ろから声をかけられて、事情を察した。そこにいたのは張遼だった。李典は親族の関係で張遼を嫌っている。それはもう、普段冷静な男が表情を露骨に変えるほどに。当の張遼はどこ吹く風で曹仁と挨拶を交わし、酒を注ぐ。もちろん李典にも。曹仁をはさんで、表面上笑顔でやりとりをする二人に薄ら寒いものを曹仁は感じた。
 「そういうところは、まだ若いと思わせるな」
 大きな手の平で曹仁は李典の頭を豪快に撫ぜる。少し不服そうに李典は口を噤んだ。
 「普段はこ憎たらしいほど冷静な物言いなのにな」
 「曹仁殿がお気が短いだけです。拙者が特別冷静なわけではござらん」
 言い返す言葉に、いつもなら気に障って癇癪を起こすところだが、今日は不思議とそんな気は起きない。その言い方が、どこか拗ねているようにも聞こえるからか。からからと笑って曹仁は更に頭を撫ぜた。李典も李典で、子供のような扱いを受けているというのに、それ以上の言い返しはなかった。不貞腐れたような表情ではあったが、撫でられる手を振り払おうとはしない。僅かに目を伏せて少し心地よさげにも見えた。



X様、勝手にネタにしてすみません!

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