レッドクリフPart2:感想2
ところで10万本の矢のところで、船内にもひゅんひゅん矢が飛んできているのによくまぁ二人は矢に当たらないよなと思います。一回魯粛さん危なかったけど。
曹操軍の地図も、矢も手に入った孫権軍はさらに軍を整えていきますが、火責めの要の油を作ったり、爆弾を作ったりしておりまして、甘興さんが兵士さんにもっと爆発を大きく!と注文していって、最後は自分が爆発に巻き込まれて真っ黒に、というギャグ落ちが。可愛いよ甘興さん。というか、中村氏のインタビューで素顔を見たときは役柄とのギャップに『こんなに見た目若かったのか…』と驚きました。髭はやはり年かさに見えるね。
というか、この時代は髭を生やさないと宦官と間違われるというのがあるそうなので、髭を生やすのが常だそうですが、えーと
周瑜さん?
火計を成功させるためには東南の風を、ということで、孔明さんが天候を読み、今夜か明日には吹くはず、と告げるわけですが、曹操軍は今にも押し込んできそう。時間稼ぎが必要だ、ってなわけで黄蓋の爺様が苦肉の策を提案していたのですが、見事却下されました。それを聞いていた小蕎が単身で曹操の下に。黄蓋の見せ場が!!
小蕎が心配だけれど、作戦は変更させずにと時を待つ周瑜。そして小蕎は曹操に自分の命を賭して止めようとするわけですが、曹操も甘いというか、でも以前に未亡人にめろめろ(死語)になってあわや、と言うことがあったのでありえそうというかむしろ
人妻に弱いのか曹操と突っ込みたいと言うか。
出陣するときはおりしも冬至。家族でお団子を食べる習慣があるそうですが、ここでの周瑜と武将たちのやり取りがいい。小蕎がいなくて家族がいない、という周瑜だけれど、皆がいるよ、という意味を込めて武将たちが団子を周瑜に一つずつ分けていく。
しかしおいおい、いったい何人分けるんだよまさか兵士全員?!と思った方はおそらくたくさんいると思います。そしてその団子を、
周瑜は一口で食べる。もっごもごさせながら一生懸命咀嚼してます。男前だな周瑜。
皆がそれぞれ船に乗り込むとき、尚香がささっと兄である孫権に器を押し付けて行ってしまった時の孫権の顔と、そのあとで孫権にその器を押し付けられた甘興の姿が大変面白いです。いいなぁこの兄妹と部下。
ちなみにこのとき、合間に劉備軍も登場するのですが、こっちは義兄弟と趙雲でお団子作ってました。でも
劉備以外皆すねてます。そりゃそうだ、いくら民のためとは言え、同盟を組んだのに戦線離脱してきたんだから。いつまでここにいるんだ、と言う張飛の問いに、孔明が戻ってきたら家に帰る、と言う劉備。すかさず
帰る家などあるのですかと突っ込む趙雲。あの趙雲がすねてるよ!!反抗期だよ!(違)友達が大層ときめいてました。
張飛もいつもは劉備の言うことに反対しなかったけれど、今回だけは!と声を荒げ、趙雲は立ち上がって劉備に戦場に戻る姿勢を見せて槍を持ち立ち去ります。張飛も関羽も。残された劉備は『劉』の旗を見上げ、三人の後を追います。
風を待ち続ける孫権軍。そして孫権軍だけでは戦力に心もとないのですが、ここで周瑜さんは盟友を待っている、と甘興に告げます。盟友、劉備軍は撤退したはず、というのに対し、尚香が『作戦だったのよ』と答えるわけですが。つまりは敵を騙すにはまず味方から。劉備の撤退は曹操を油断させるための作戦、というわけで、劉備との別れ際に周瑜がにやりと笑った意味がそこにあったわけですが。
素で撤退したのかと思ってました。
どうやら、周瑜と孔明と劉備の間で作戦を立てて、尚香はそれを知っていたわけですが、主だった武将に知らせていなかったために、曹操も信じ込んだわけですが、むしろそのせいであわや
劉備軍は君主が置いてけぼりになりかけてました。あの団子のときに話そうとしていたのか、でもその前に三人とも行ってしまった。追いかけて作戦を話したときの三人の反応はいかがなものだったんだろう。取り合えず張飛は
もっと早く言ってくれよ!!と叫んだに違いない。そしてほっとしただろうなぁ。
でも、ここで劉備軍が孫権軍と合流するとき、いつの間にか陣に加わっていて、あれー?と言う気分に。もっとこう、劉備軍登場!みたいに格好よく現れてほしかった。あれじゃいくら作戦だった、といっても劉備軍がなんだか格好つかない。孔明が何かを待っているような場面もあったのだから、もっと、こう……!ざん!と現れて、孔明が笑顔で劉備たちを迎えて、それに劉備も笑顔で応える場面があっても良かったじゃないかと。
曹操軍は小蕎がお茶で曹操を引き止めます。風が弱まってきたことに気がついた曹操の気を引くため、一生懸命引き止める。曹洪たちは物凄いやきもき。曹操……(遠い目)
そして念願の東南の風。連合軍は曹操軍へ突入。
長くなってきたので今回はこの辺で。
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