真赤―まそほ―

無双仁典で妄想:其の零


李典「そーじーんどのー!」
どがっ。(後ろからタックル。しかし仁さん微動だにせず)
曹仁「む、李典か。どうした」
李典「……曹仁殿、背中硬い……思いっきり顔面打っちゃったよ……」
曹仁「それは突撃してきたそなた自身の行いだろう」
李典「いや、そうだけどさあ! 普通はこう、体が前に倒れるとかするじゃない? それが衝撃吸収してくれるでしょ! でも曹仁殿、全然微動だにしないんだもの、壁にぶつかったみたいだよ……」
曹仁「あんな風に名を呼びながら駆けてくれば、誰でも身構えるものだぞ。意表を突きたいのであれば声を控えるなり足音を忍ばせるなりせねばな」
李典「そういうのを望んでいたわけじゃないんだけれど……もっとこう、気軽な親愛をさあ」
曹仁「よく分からぬが自分を押し倒したいならば、もう少し力をつけねばな」
李典「えっ」
曹仁「? 要するに後ろから驚かせて押し倒したいのだろう?」
李典「押し倒していいの!?」
曹仁「できるのならば。だがしかし、自分はそう簡単に倒れはせぬぞ。堅牢な守りの盾を崩すには苛烈な矛でなければな────」
李典「ちょっと待って押し倒してもいいってそんないやそんな趣味じゃないけどさこれっていいってことなの?でも曹仁殿ならどっちかっていうと押し倒されいやいや」
曹仁「おい、李典? 聞いておるのか?」
李典「はっ! もちろん! 俺頑張るよ!」
曹仁「うむ、楽しみにしているぞ」








一番最初の妄想なので李典さんがタメ口です。
何か食い違っている。
でも結局仁さんの堅い守りの前に敵わない典さんに一票。
その代り気兼ねなしに抱きつける役得があります。
あと多分無双李典さんは180センチ超えになると思うので、無双仁さんとは少なくとも6センチ以上の身長差になるでしょうから横山仁典と逆の構図になるんじゃないかと。でも多分典仁ではなく仁典。

戻る

designed